FX取引が可能なことで知られるFX業者には大きく分けて2つの業者が存在し、国内FX業者と海外FX業者の2つに分けられます。
基本的にはどちらの業者にも良い点、悪い点があり、国内外に加え各業者によっても違いがあるのが特徴です。
そのため、各トレーダーの状況に応じて国内か海外を選ぶのが最も良いと言えるでしょう。
ただその一方で、トレーダーの間では国内FX業者と海外FX業者の2択だったら、海外FX業者から選ぶと良いだろうと言われています。
そこで今回は、なぜ海外FX業者をおすすめするトレーダーが多いのか、どのような点がおすすめなのか、その理由を紹介していきます。
国内と海外どちらのFX業者を利用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
海外FX業者とは？
最初に、そもそも海外FX業者とは何なのか？という所から簡単に紹介していきます。
FX業者には日本国内を拠点として運営を行っている業者と、日本以外の海外の国や地域を拠点として運営を行っている業者の2つが存在し、それぞれ、
「日本国内が国内FX業者」
「日本以外が海外FX業者」
となっています。
海外FX業者は後者の、日本以外の国や地域を拠点に活動している業者のことをひとまとめにした呼び名です。
今回、利用をおすすめする業者は後者に当たる海外FX業者になります。
海外FX業者の利用をおすすめする理由とは？
レバレッジが高い
FX取引を行う上で非常に重要となってくる要素の1つとしてレバレッジが挙げられます。
レバレッジを上手く活用することで用意した資金以上の取引ができたり、それに伴い多くの利益を得ることができたりと、大きな恩恵を得られるのでFX取引で利益を出していくなら利用しない手はありません。
そんなレバレッジには業者によって最大レバレッジが定められていて、その数値は業者によって異なるのが特徴です。
業者Aが25倍、業者Bが100倍、業者Cが500倍という風に、業者側が自由に最大レバレッジを決められる環境となっています。
そんなレバレッジを比較的高めに設定している業者が多いのが、海外FX業者です。
平均的な各業者の最大レバレッジは400倍〜600倍ほどとなっていて、業者によっては800倍や1000倍、さらに高いレバレッジをかけられる業者もあります。
対して国内FX業者の最大レバレッジは25倍です。
法律で最大25倍までと決められているので国内FX業者にこれを超える業者はありません。
高いレバレッジの取引に慣れているトレーダーでない限り、25倍という数値も決して低く感じる数値ではありませんが、最大レバレッジに上限のない海外のFX業者と比べると低めです。
このように海外FX業者では、国内FX業者よりも高いレバレッジで取引ができるので、レバレッジを上手く活かして取引をしたい方は海外FX業者を選ぶのが良いでしょう。
取り扱っている銘柄が多い
FX取引でかなり重要となる銘柄ですが、海外FX業者は比較的取り扱い数が豊富であることが特徴です。
海外FX業者と一言で言っても数多くの業者があるため、一概に言えるわけではありませんが、海外FX業者の平均として銘柄の取り扱い数が多く、豊富に取り扱っている業者が多めとなっています。
例えば通貨ペアの場合、国内FX業者の多くは20〜30種類程度であることが多く、さらに多い取り扱い数の業者もありますが、業者の数はそこまで多くありません。
反対に海外FX業者の場合は、少し多めの50種類程度を取り扱っている業者も多く、中には70種類や80種類と倍以上の銘柄を取り扱っている業者も多くあります。
また、取り扱っている銘柄の幅広さにも違いがあり、国内FX業者の主な銘柄はメジャーなものです。通貨ペアならドルやユーロなど、メジャーな通貨を中心に取引が可能となっています。
その一方で海外FX業者はマイナーな通貨も幅広く取り扱っているのが特徴です。
銘柄の中心がメジャーなものであることに違いはありませんが、海外FX業者の場合はそこに一定数マイナーな通貨も取り扱っています。
特定の取引ツールを使える
FX取引ではその業者が提供する独自のツールを使って取引する場合と、業者の許可さえあればどこでも利用可能な特定のツールを使って取引する場合がありますが、海外FX業者では後者のツールを使った取引も可能です。
特に取引しやすいと言われているMT4やMT5が使えるのは、大きな強みと言えるでしょう。
これらのツールは世界でも人気が高く、数多くの利用者がいます。
そんな人気のツールですが、現状国内FX業者で利用を許可している業者はそこまで多くありません。
利用できる業者は徐々に増えてきているため探せば見つかりますが、取引環境など他の要素次第では、その業者自体の利用を断念しないといけないことを踏まえると、使いやすい環境とは言えないでしょう。
反対に海外FX業者ではMT4やMT5の利用を認めている業者が多く、他の取引環境が整っていることも多いため、これらのツールを使った取引をしたい方は海外FX業者を利用するのが良いでしょう。
ロスカット水準が低め
FX取引で重要となってくるロスカット水準ですが、海外FX業者の場合は低めである傾向が高めです。
平均としては30〜40％程となっており、ロスカット水準を20％程度にしている業者も少なくありません。
中にはさらにロスカット水準の低い10％や0％にしている業者も存在します。
さすがに0％となるとかなり珍しいですが、海外FX業者全体を通して低めであることが多いので、使いたいと思った業者のロスカット水準が高すぎたということはないかと思います。
ゼロカットシステムがある
FX取引にはロスカットが存在し、トレーダーたちはこれを上手く活用することで最小限の損失で取引することが求められます。
特に、強制ロスカットにならないようにするのは必須と言っても過言ではありません。
しかし、FX取引では口座残高以上の損失が発生するケースも珍しくなく、仮に口座残高以上の損失が出てしまった場合は、オーバーした分の金額を追加で支払う必要があります。
そのような時に役立つゼロカットシステムです。
ゼロカットシステムがあれば、オーバーした分の金額を追加で支払う必要がないため、残高を超える損失が発生することはありません。
対して国内FX業者では、ゼロカットシステムの導入を全体を通して認めていないため、ゼロカットシステムのある国内FX業者はないのが現状です。
そのため、どの国内FX業者であっても残高を超える損失を出してしまったら超えた分の損失をしっかりと支払う必要があります。
キャンペーンやボーナスが豊富
FX業者には口座開設することで一定の金額がもらえるボーナスキャンペーンを行っている業者が存在します。
どのようなボーナスキャンペーンかはその業者によって変わるものの、豪華なキャンペーンであることも珍しくありません。
ボーナスキャンペーンの種類としては、口座開設をはじめとした入金や取引などFX取引を行うことでもらえるボーナス、クリスマスなどの特定の時期に取引することでもらえるボーナスなど様々です。
海外FX業者にはこのボーナスキャンペーンを開催している業者が数多く存在しているため、お得に取引できることもあります。
中でも大手や中堅以上の海外FX業者の多くは、口座開設キャンペーンを中心に何らかのボーナスキャンペーンを開催している頻度が高いので、かなりお得な利用が可能です。
まとめ
ここでは、海外FX業者を使ったほうが良いというトレーダーがなぜ多いかを紹介しました。
基本的には、取引の環境が整っているというのが一番に挙げられます。
主な内容としては
- 最大レバレッジが高い
- 取り扱っている銘柄が豊富
- 特定の取引ツールを使える
- ロスカット水準が低め
- ゼロカットシステムがある
- ボーナスキャンペーンの開催頻度が高い
このようなものがあります。
海外FX業者を使うメリットは複数あり、海外FX業者だからこその強みもあるので、海外FX業者の利用を検討している方は、ぜひ利用してみてください。
